日本で最後に残っていた北海道デッカチェーンの電波灯台の撤去工事を平成13年3月6日から22日にかけて行いました。
(世界で最後に残っていたのは北海道デッカチェーンでした)
発注者は『第一管区海上保安本部』、元請けは『電気興業株式会社』と、管区は違っても南鳥島と同じチームとなりました。
工法も、先の南鳥島と同様に火工品による支線切断による工事です。(爆薬サイズ 5000GR/FT 500 mm/個)
何故、酷寒の北海道でこの季節に撤去工事を行ったのかと言いますと、「北海道と言えば『酪農』」で有名です春になれば、
牛や馬が放牧されるので工事の爆発音や倒壊時の音は聞かせられません。
そのため、我社の精鋭3名は酷寒の地、北海道の主局『美瑛』を皮切りに従局の『稚内:緑局』『長万部:紫局』『厚岸:赤局』と
オーケストラの指揮者がタクトで3拍子を刻むように発破&移動を繰り返しました。
最後の『厚岸』ですら私たちには酷寒と思えるのですが、くだんの3名は 『厚岸は暖かかった』...
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