土木施工
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タイトル

 大型の特殊クサビを使用し、岩盤を無発破で掘削割岩破砕する工法です。
 破砕原理は古来日本の石工達が用いた「セットウ」「セリ矢」と同様で、そのメリットをそのまま生かし機械化した物です。(Kusabi-striking Non-Blast Bench-cut)の頭文字をとり、「KNBB」工法と名付けられました。150mmの大孔径穿孔を事前に行い、その孔をボアホールとして利用します。

 セットウとセリ矢に代わり、2トン級のドロップハンマーと特殊材質の大型のクサビ「パワーウェッジ」を用いて、ブレーカーでは難しい硬岩を始めとしたあらゆる岩盤の破砕掘削を可能にします。
 ラフタークレーンにて専用の防音リーダーを使用した上でドロップハンマーを打ち込むことにより、優れた静音性を確保しながら力強い破砕を提供できます。その名の示す通り、ベンチカット工法における岩盤掘削や盤下げ工事での利用を基本としますが、トレンチ掘削にも対応可能です。
 ラフタークレーンが含まれる機械編成上、狭い場所や整形にはスーパービッガーに比べ不向きです。
 クレーン使用を前提とするので破砕時はフラットな足場を要求されますが、市街地や保安物件が近い場合や広大な岩盤掘削を必要とする場合に有効な工法です。
事業案内

敷地造成工事
道路造成工事
基礎掘削工事
管路掘削工事
河川工事

施工実績

加古川水系加古川河川敷特事業河床掘削工事
愛宕山地域開発事業造成工事
東北縦貫自動車道櫛引南工区工事