V型成形爆破線いわゆるVコードとは、金属切断用火工品のことで、銅、鉛等の金属シース内に高性能爆薬を充填した物の総称です。爆薬の力を使って対象物を切断する際に使用します。
鉄骨構造物解体において主要な梁、柱の鋼材を切断するのに適しています。
国内では高度経済成長期を経て古くなった鉄鋼建築物が多数存在し、工場を始め橋梁や煙突、鉄塔、埋設基礎などが寿命を迎え、改修や撤去が必要になるケースが今後更に多くなっていくと予想されます。
当社は創業時から爆薬を専門に扱ってきた技術の結晶の1つとして、爆薬の運用や施工について研鑽を重ねてきました。
Vコードを使用して安全かつ瞬時に切断、解体を行うことにより、コスト低減、工期短縮、さらに安全性、精度においても大きな効果が期待できます。
なお、爆薬充填方法によって注填・圧填タイプの2種が用途に応じて選択可能で、切断対象物の厚み、長さなどに応じて使い分けることにより、さらに効率の良い解体に貢献します。なかでも圧填タイプの金属シースに鉛を使用した軟質成形爆破線(Flexible Linear Shaped Charge)「FLSC」は本体を曲げることができるので、鋼管の切断や鋼板を円形に開口切断することができ、お客様のご要望に応じたフレキシブルな施工対応が実現できます。 |
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